2014年8月23日土曜日

のんのん様・作品紹介 Vol.4

今回はAプログラム:木村文昭特集の作品コメントを紹介します。

○木村文昭

「腹」








何か映像作品を作ろうと悶々としていたら、カラオケを習い始めた母が発声練習をしていた。ペコペコ動くお腹を見て、「ここから生まれたんだなぁ」とパフォーマンス映画として撮影した。この作品が好評だったため、以後母親ばかり撮影する事となる。



「原子心母」
 8ミリの同時録音で作品を作りたいと思い制作した。映像の中で母親と戦ってみたいと思った。




「ホームへ帰る」









当時好きだった女の子を撮影した。結局片思いだったので母の元へ帰り、一緒に野球をする。
故大島渚監督が審査委員長を務めた神奈川映像コンクールでグランプリを受賞する。



「胸いっぱいの愛を」
SEXがしたくてしょうがない男はカメラを持ち歌舞伎町のテレクラへ行く。心は満たされず、母と一緒に自転車で海へ向かう。




「わざわざ下北沢」 









ギャンブルに狂った父を捨て一人息子の住む下北沢へ来た母。母はオリジナルCDを作り東京で歌手を目指す。
CO2映画祭入選






「左舞い」









一人で実家で暮らしている父が病院に運ばれたと連絡があった。お金がなくなり飢え死にする所だったらしい。実家へ行くと家はゴミだらけとなっていた。


木村文昭(きむら・ふみあき)1975年千葉県生まれ。独身。
19歳の頃「パルプフィクション」を見て映画を好きになる。その後イメージフォーラム映像研究所で数本の作品を作り20代をぼさっと過ごす。30歳目前に、予ねてからそのチープさが好きだったAV業界に入り込み、主に熟女作品を監督し生業とする。   
趣味 ブラックバス釣り


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Aプログラムは木村文昭さんの作品の中でも、家族、特に木村さん自身のお母さんを巡るセルフドキュメンタリー調の映画作品で構成されています。
札幌で2012年に行われた「ホームへ帰る」、「胸いっぱいの愛を」、「わざわざ下北沢」の3本の上映会に参加した際に、「ホームへ帰る」までの作品は、木村さんの方からお母さんを役者としてコントロールできる作品の世界だったのではないかと感じました。それが、「胸いっぱいの愛を」の途中から徐々にお母さんを中心として巻き起こる渦に木村さんの方が監督としてコントロールされていく様子が、木村さん自身の朴訥としたナレーションと一人称視点を主とした映像でコミカルながらも生々しく映し出されており、
営為は欲望の伝染であることを強く感じました。人によっては、そこで起きた出来事を不幸と捉えるかもしれませんが、眠っていた欲望が目を覚ました途端に全速力で駆け出していってしまう興奮は、映画に限らずあらゆる作品を作る人、経営に携わる人、教育に携わる人、愛に生きる人・・・、なんらかのプロジェクトに関わる人にとって、時には甘く、時には苦い記憶とともに共感・もしくは羨望すら覚える感覚なのではないかと思います。また、もし不幸と感じたり、残酷だと感じる何かが有るとしたら、既にそこに最初からあった問題が表面化しているだけなのかもしれない、そんなことも感じます。


福井県もまた独特の、比較的古い形の家族や共同体の形が残っている地域かと思いますが、ある家族を軸に人間の業と愛しさ渦巻く映画でもありますので、鑑賞しながらご家族のことを思われる方もいらっしゃるかもしれません。観る為の切り口がいろいろと見つかる作品達だと思います。
是非是非、ご都合許す限り、 皆さんふるってご参加いただけると嬉しいです。

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『のんのん様 鯖江上映会』

2014年9月20日(土)・21日(日)

会場:Pot and Paddle
住所:福井県鯖江市尾花町1-14-6

1プログラム/1000円
ワンドリンク付・当日受付可(予約優先)・当日清算制
※各プログラム定員25名程度
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予約・お問い合わせ:potandpaddle@gmail.com

もしくは、ブログのコメントでも受け付けております。

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